夏、そしてゴキブリ4
前回に引き続いてゴキブリの体について。
ゴキブリは、頭、胸、腹、4枚の羽、6本の足から構成される昆虫です。
有名な話ですが、頭が潰れても動き回り、さらには餓死するまで一ヶ月ほど生きることができると言いますが、どうやらそれは本当のようです。
さすがに外敵などに襲われる自然界では無理でしょうが…
実験として観察される環境下では、頭と腹を切除した状態で、胸と足だけが逃げ回ったそうです。
あっ、今回のお話は人によっては、寒気や吐き気を催すような内容が含まれております、お気をつけください。
ゴキブリに限らず、昆虫のような節足動物は体の構造が哺乳類とはまるで異なるため、切断された体が動き回る様子は怪奇現象のように見えますし、人によってはトラウマ級のショックを受けます。
ゴキブリは3億年前から地球上に存在し、その姿をほぼ変えることなく、現在に至ります(ちなみに人類の祖先は200万年前、緩慢ながらも進化を遂げてきました)
地球生物の絶滅の危機を幾度も乗り越え、おそらくこれから人類が死滅しようともゴキブリは生き残るであろうと予測されています。
進化を必要とせず、悠久の時を生き長らえてきた。
ある意味、完成された姿の象徴と言えるのではないでしょうか
※説によっては、1メートルを越えていたというものや、飛翔能力が備わっていたともあります。