痔ろう(予想外に楽しい入院生活)
痔ろう
自分は5年ほど前に、痔ろうの手術をしております。
それ以前より、風呂のあとに肛門がムズ痒かったり、時には痛みもあったり。
ひょっとすると、ある日急に治るかもしれない!
などとバカなことを期待しながら、何年も放置していました、しかし意を決して肛門科へ…
お山座りの姿勢で、おしりを出して触診をするのですがそれがあまりにも恥ずかしいし、指を中に入れられるという感覚が苦しくて思わずうめき声を出しました。
診察で痔ろうと診断されほどなく、入院が決まりました。
入院して初日は不安と言うよりは明るい気分で過ごせました。
患者さん達は老若男女関係なく、一ヶ所の食堂に集まり夕飯を共にしました。
言うなればデリケートな部分に疾患をもつ仲間同士の連帯感でしょうか?
皆さん和気あいあいとした雰囲気にほっこり。
まぁ、自分は来たばかりで友達もいないので、一人飯でしたが…
入院施設もアットホームな雰囲気で、談話室で漫画を読んだり、控えめではありますが大浴場もあり、他の患者さんと話すほうが部屋にいるよりは気楽になれました
痔の症状や手術の情報交換など、特に話題に困ることはありませんでしたから
手術の当日は、大腸カメラでガン検診も兼ねて内容物がないことを確認。
手術の最中に麻酔で緩んでしまうのに、中身(ウン◯チ)が出てきたら大変ですもんね…
この辺りまで来ると、最初の頃に感じてた羞恥心もなくなっており、ズボンをおろすことも抵抗はなくなっていましたね。
業務的に「ハイハイ、どうぞ」みたいな。
肝心な部分ですが、手術自体は非常にスムーズに終わり特に印象に残ってる事がありません…
腰から麻酔が入り、うつ伏せで寝かされ、手術
1時間も経たず終わったかと思います、下半身麻酔で医師と看護婦と雑談をしながら終わりました
まれに術後に頭痛を起こす患者さんがいると聞いていましたが、自分は見事にそのパターンにはまり
姿勢を動かさなければ平気なのですが、動こうとすると「ピキーン!」と痛みが走り、3日間は部屋で安静にしておりました。
頭痛も治まり、食堂で他の患者さんから心配していたと言われたときは本当に嬉しく思いました。
そして、便(う◯んち)をすることが非常に困難になります
薬で便を柔らかくする薬を飲んではいたのですが、排出時にも痛みがありますし、何よりも、ウォシュレットで肛門を洗うことが苦痛で
水温や水圧によっては手術跡に染みてトイレでうめき声をあげていました。
退院後も、職場復帰まではしばらくかかり。1ヶ月ほどはお休みを頂いたと思います。
余談ですが、仕事などで普段はあまり自宅にいないので、家内や子供は喜んでくれるかと思ったのですが、逆に気をつかわせるようで…男はやはりあまり家庭にはいない方が良いのかもしれません…
入院費用、約12万
入院期間、10日